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りゅうたに@射命丸のスコットランド旅行記(アイラフェス編) その20

5/26 その6

・ポートシャーロットホテル ウィスキーディナー

ポートシャーロットホテルに到着

ポートシャーロットホテルは、ブルイックラディの少し先にある。アイラ島では結構有名なホテルだ。
今晩はここでディナーパーティーが開催される。とても楽しみだ。だがアンドゥーさん曰く「日本人には食べ切れない」くらいの量が出てくるらしいので、すこし心配でもある。



ポートシャーロットホテルのパブ。ディナーが始まるまで、一杯飲みながら待つ。


ウェイティングルームで談笑中。
入り口にはアードベッグ コリーヴレッカンのグラスが置かれており、カナッペと合わせることが出来る。カナッペはいくら&サーモンとかオレンジ&チーズとかがあり、どれも美味しそうだった。だが食べ過ぎるとディナーが入らなくなるので一枚だけにしておいた。
また、一応正餐なので、みんなでジャケットを着用した。アイラ島で日本の恥を晒す訳にはいかない。


ウィスキーディナーのスタート。この女性が主催者のキャロライン氏だ。アイラフェスティバルの時期にツアーコンダクターのようなことをしている方らしい。今回の旅行も彼女に手配してもらった部分が多いそうだ。
これから、前菜からデザートまでのフルコースが提供される。その一皿一皿に合わせて一杯ずつウィスキーが出てきて、マリアージュを楽しむという形式だ。


一皿目は前菜「キルンでスモークされたスモークサーモンのロースト」と、「BOWMORE TEMPEST」のマリアージュ。
しょっぱなからかなり大きなスモークサーモンが出てきた。これはもはや前菜のサイズではない。日本ではメインとして出てくるサイズだ。
だが味は素晴らしかった。スモークサーモンといえば生で食べたことしか無かったので、ローストしたスモークサーモンがこんなに美味しいものだとは思わなかった。ボウモアテンペストとの相性も最高で、改めてボウモアと魚介類の相性の良さを確認できた。


二皿目はスープ「バターナッツとタラゴンのスープ」と、「BRUICHLADDICH 12Y」のマリアージュ。
これまた量が多い。日本で出てくるスープの2.5倍くらいの量がある。しかし、やはり味は素晴らしい。バターナッツ(かぼちゃみたいな植物)をベースにした濃厚な風味のスープだが、タラゴン(ハーブの一種)の香味が爽やかさを与えている。ブルイックラディ12年はアイラモルトの中では割と軽い方だが、この濃厚なスープにスムーズに着いて行く感じだ。もしピーティーなモルトだったらこのスープの邪魔になってしまっただろうと思う。

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ちなみに、このディナーの時、隣の席にはドイツからの旅行客が座っており、お互いに拙い英語で色々会話をした。
日本にもオクトーバーフェストがあるという話をしたら喜んでいたのだが、いろんなとこで行われてる上に開催されるのも10月じゃないという話をしたらすごく笑っていた。
ちなみにこのドイツ人の方々は(20代と思われる女性もいたのだが)全員完食していた。すげぇ。
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次回、ウィスキーディナー後半。