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ラフロイグ Laphroaig 15 yo 1967/1982 (57%, Duthie’s for Samaroli, sherry)

タケモトカツヒコ
タケモトカツヒコ

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タケモトカツヒコ (プロフィール


【スコア】 100 pts


【ファースト】:濃いこげ茶色 卒倒 上面発香勢い素晴らしい 高貴なオールドボトル特有の据えた匂い フェノール 油分 甘みは渋みと共存した木苺 ダイダイ オレンジ カカオ 程よいヨード 活き活きしている 乳酸 マクロライド系の環状要素

【ミドル】: 見事なボディ 膨らむ 輪郭明瞭 焦げた砂糖 渋み コショウ どんどん広がる 乳酸 ヨーグルト 複雑 飛び立つ

【フィニッシュ】:十分な鼻抜け 桃 ヨード 複雑 塩 海藻 やはりオレンジ ダイダイ ビワ 余韻でチョコレート 動物系肉の燻製 同日のリベット55に通じる完璧かつ濃厚なシェリーの演出


ラフロイグ ダッシー for  サマローリ 15年熟成相当 1967/1982。

リリース本数を考えるとヴァッティングであるはずなのですが、ボディの輪郭のピントが見事に合っていて、それでいてラフロイグの薬品的要素と、果実的要素が、15年という若い熟成年数と相まってとても活き活きと共存しています。

サマローリ氏(特に80年代半ばまで)の短年熟成、100プルーフはどれも至高の存在で、これは各蒸溜所の魅力を十二分に盛り込んだ2-3樽のヴァッティングであったことが何より重要な点だと思います。

ボディのピントを外すことのない樽数で、1本のボトルでありながらシングルカスク以上の複雑さ・満足感を与える。。。これも当時多くの飲み手がブレンデッドに親しんでいた時代背景がそうさせたのかもしれません。