注目キーワード
  1. Bowmore
  2. 1966
  3. Samaroli
  4. Sestante
  5. Intertrade

りゅうたに@射命丸のスコットランド旅行記(アイラフェス編) その10

5/25 その3

・ボウモアマスタークラス ボウモアとアイラの料理のマリアージュ


アードベッグを出て、ボウモア蒸留所に到着。今からマスタークラスが始まる。
お題は「ボウモアとアイラの料理のマリアージュ」食べながら飲むのが好きな僕にとっては最高のマスタークラスだ。



マスタークラス開始。4種類のボウモアのグラスが用意され、それに合わせたプレートとのマリアージュを楽しむ、という形式だ。
このクラスを担当するのはボウモア蒸留所の広報の人だ。この人は広報をやっているだけあって、すごくしゃべり慣れていた。蒸留所の技術職員とは少し違うタイプだ。


この人がシェフ。アイラ島のレストランで働いている人だそうだ。


一品目「スモークハムのオニオンマーマレードソース」「BOWMORE Laimrig(アイラフェス限定ボトル)」の組み合わせ。
これはいい組み合わせだと思った。ハムにマーマレードソースというのは日本人の味覚にはあまり合わないと言われている組み合わせだが、このボウモアも甘さとしょっぱさ両方があるので、ボウモア飲みながらつまむのには合っている。
テイスティングコメントはこちら


ニ品目「ホタテとエビのクリームソテー」「BOWMORE Tempest II」の組み合わせ。
これまた結構良かった。そもそもテンペストはボウモアの中でも僕が好きなタイプだが、このシーフードの磯の香りととてもよくマッチしていた。ボウモアはシーフードに良く合うのかもしれない。
テイスティングコメントはこちら


三品目「スモークサーモンのリゾット」「BOWMORE 21年 ポートウッドフィニッシュ」の組み合わせ。
写真を取るのを忘れてしまったのだが、スモークサーモンのリゾットはサーモンの香りがとてもよく立っていて、非常に美味しかった。しかし…ボウモア21年は正直言って自分の好みではない味だったので、マリアージュを楽しむとかそういう以前の問題だった。
テイスティングコメントはこちら
—————————
一応補足しておくが、このボウモア21年のパフューミーな味香りは「好きな人にはたまらない」タイプだと思う。アメリカでは大人気だと聞いたことがある。
—————————


四品目「チョコレートムース」「BOWMORE 1983(アイラフェス限定)」の組み合わせ。
チョコレートムースは普通に美味しかった。BOWMORE1983は予想通りパフューミーな香りだったが、チョコレートムースと一緒に食べればなんとか我慢できるレベルだった。
テイスティングコメントはこちら

これにてマスタークラスは終了。ボウモアはあましょっぱいものやシーフードにはよく合うということが分かった。後半のボトルが好みでなかったのだけが残念だが、こればっかりは嗜好品なのでしょうがない。
あとシェフの人の話術が上手だった。なんか話を聞いてるだけで早く料理を食べたくなってくるような感じ。

——————————
このマスタークラスの後、こんなやり取りがあった。

アンドゥーさん「ねえねえりゅうたにさん、あの広報の人に『なんでボウモアの80年代はあんなにパフューミーなのに、90年代に入ると味が全然変わるのか』って聞いてきてよ。」
りゅうたに「確かに気になりますよね。わかりました!」



りゅうたに「聞いてきました!」
アンドゥーさん「で、なんだって?」
りゅうたに気候のせいだそうです!」
アンドゥーさん「………いや、いくらなんでもそれは…」
りゅうたに「ですよね…」

みなさんはどう思われるだろうか。
——————————


隣に座っていたアメリカからの女性。徹夜で並んでボウモア1983を手に入れたとのことなので、写真を取らせていただいた。200ポンドだったらしい。すげー。


ボウモア1983を囲んで、旅行メンバーで写真を一枚。


ボウモアのショップ。木メインの落ち着いた内装だ。
カリラやブナハーブンと比べると明らかに高級感が漂っている。

次回、ラガヴーリン蒸留所&ラフロイグ蒸留所。