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グレングラント GLENGRANT 1963-1984 21yo SAMAROLI 46%

 

 

GLENGRANT 1963-1984 21yo SAMAROLI 46%
Matured in SHERRY WOOD CASKS
one of 480 bottles

 

・香り:
陶酔感のある香り、グレープフルーツ、メロン、白い花、薄めた蜂蜜、バニラ、カスタード、薄い紅茶、乾いた麦、
桃や青リンゴ、フルーツは全体的に爽やかさを保ったまましっとり熟した印象、透明感もありふわりとしているが複雑

・味わい:
するりとスムーズに入ってきて舌にしみ込む凝縮した果実感、
ジャムのような濃縮感ではなく結晶化・粉末化したような感じで、心地よい噛み応えがある、
メロン、グレープフルーツ、干し草、乾いた麦、薄めた蜂蜜のような甘味、奥にやさしくピート、
後半はややブリニーでスパイシー、それほど厚みはないが深みはある

・余韻:
陶酔感のあるフルーティと心地よい麦感、ピリピリとスパイシー、
そこまで長くはないが心地良いままスッと消えていき、次が飲みたくなる

・加水:
印象はほとんどそのまま、驚くほど崩れない

・総評:
素晴らしく陶酔感のあるグラント。
穏やかで透明感があり、果実感や甘味はしみ込むよう。
SHERRY WOOD CASKSと表記されているが、シェリーのニュアンスはほとんど感じない。
ボディが厚くないぶん、ずっとうっとりと飲み続けられる。

【Very Good/Excellent】

このボトルを初めて有楽町で飲んだ時にはときめきました。
真剣に探さずになんとなく飲んでも複雑に感じ、陶酔感があります。
なんとなくですが、丁度よく加水されてボトリングされたことで非常に多くの成分が私の嗅覚や味覚の感じ取れる範囲のど真ん中周辺におさまっているような気がします。
それから、ラフの70年代蒸留のものに私が感じることの多い果実感を凝縮して結晶化・粉末化したような感じとそれを噛みたくなる感じが少しですがこのボトルにもあります。
もともとグラントは好きな蒸留所ですが、がっつりシェリー以外のもので特別に愛するボトルです。